日本有数の観光名所である京都市には日本料理をはじめ素敵な飲食店が数多く立ち並んでいます。そんな飲食店のひとつがカフェですが、京都にはどのようなカフェがあるのでしょうか。京都らしさが感じられるお店や人気店を4つ紹介します。
【efish】京都カフェの草分け的存在
efishは1999年から続くカフェで繁華街から少し離れた清水五条駅近くの鴨川沿いにお店を構えています。外観は白を基調としていて、お店の前にはトレードマークである魚の絵が描かれた看板が出ていていかにもカフェらしいスタイリッシュな雰囲気です。お店の中に入ると店内はシンプルで上品な調度品が置かれていますが、特におすすめなのが窓際の席でゆっくり流れる鴨川を眺めることができます。
また、カフェにあまり行かない人はその理由が「カフェは雰囲気はいいけど料理がいまいち」という場合も少なくありませんが、efishは雰囲気だけでなく料理やドリンク、スイーツどれをとってもレベルが高いと言えます。中でも「ツナとカッテージチーズとアボカドサンド」など定番のサンドウィッチ類はどれも抜群です。なお、席数は50席ほどで京都のカフェとしては比較的大箱で満席で座れないということが少ないのも嬉しいポイントです。
【一保堂茶舗喫茶室嘉木】京都らしいお茶のカフェ
一保堂茶舗喫茶室嘉木は創業1717年という老舗のなかの老舗であるお茶専門店の一保堂に併設されたカフェスペースです。場所は京都のメインストリートのひとつである寺町通りを四条から北へ進み御池通を渡った寺町二条にあります。お店に入ってみると様々な日本茶が販売されていて、日本人だけでなく外国人の観光客も数多く目にします。
カフェスペースはお店の奥になりますがメニューは玉露や煎茶、ほうじ茶など日本茶のみとなっています。そしてお茶を注文すると店員さんが急須を持ってきてくれて、丁寧にお茶の淹れ方を教えてくれます。しかもお茶を頼むと和菓子がついてくるのですが、この和菓子は日替わりでどれも京都の老舗和菓子屋さんのものという贅沢さです。また、急須なので1杯だけでなく何杯もお茶がいただけ、それぞれの味わいの違いを楽しむこともできます。中でも玉露は普段馴染みのあるお茶とは別物でほとんど苦味もなく、柔らかな香りと芳醇な旨味が感じられます。もしお気に入りのお茶が見つかればもちろん、店頭で購入して帰ることもできます。
【喫茶葦島】本格的なコーヒーが楽しめる
喫茶葦島は三条河原町の交差点にあるビルの5階で、エレベーターを降りるとドアなどの仕切りが何もなく、降りたらすでにそこが店内になっているので、初めての人は少し驚いてしまうはずです。こちらは自家焙煎とハンドドリップにこだわったコーヒーが人気で雰囲気もさることながら、コーヒー好きにもファンが多いお店です。フードメニューは自家製を中心としたケーキが常時数種類ある他にチキンカレーもあり、甘いものが苦手な人でもカレーの後のコーヒーという喫茶店の王道とも言える楽しみ方もできます。なお、座席数はカウンター席とテーブル席で24席と、決して小さなお店ではありませんが、三条河原町という立地と人気の高さで満席であることも少なくありません。しかも予約不可なので、開いている時間帯を狙うなら夕方がおすすめです。
【カフェ ビブリオティック ハロー!】手ぶらで何度でも通いたくなる
京都市役所駅を下車して北に向かい、二条通を西に進むと大きなバナナの木が目に入ってきます。この、京都の街中ではかなり目立った外観のカフェが「カフェ ビブリオティック ハロー!」です。しかし、お店の中に入ってみると外観とは異なって適度に観葉植物があしらわれた落ち着いた雰囲気です。そして、何よりも店名の「ビブリオティック」が表すように雑誌をはじめ、様々な本が所狭しと並んでいます。メニューを見てみるとドリンクやスイーツ、フードの種類も充実していて、とても使い勝手のよいお店です。カフェは好きだけどぼんやり過ごすのは苦手という人でもこちらのお店なら手ぶらでも本を読みながら寛ぐことができます。
京都にはまだまだ素敵なカフェがたくさんあります
以上、人気カフェを4店紹介しましたが、もちろん京都にはこの他にも魅力的なカフェがたくさんあります。今回は比較的アクセスの便利な4店でしたが、市街地から少し離れた場所には落ち着いた雰囲気のカフェが多いのも特徴です。ぜひ、実際に足を運んでみてお気に入りのお店を見つけてみてください。