おいしい食べ物は写真に収めて、そのおいしさや食べた時のトキメキを思い出としてずっと残しておきたいですよね。しかし、ただテキトーに手持ちのiPhoneで写真を撮るのはもったいないことです。この記事では、iPhoneやスマホで食べ物をきれいに撮影するポイントを紹介していきます。
筆者が愛用しているのはiPhoneX
私が愛用しているのは、iPhoneXです。iPhoneXは歴代のモデルに比べて新しい機能が満載なことで使い慣れなかったり、本体が重かったりということから酷評されることも多いモデルです。しかし、実際に使用すると内蔵されているカメラの性能については他のどのモデルよりも優れているという印象を持ちます。私はカメラ初心者ですが、そんな私でも簡単においしそうな食べ物の写真を撮ることができました。
何も考えずに撮ってもそれなりの写真を撮ることができますが、せっかくなのでちょっとしたポイントを押さえてより食べ物の良さを引き出す写真を撮ってみませんか。ポイント自体はとても簡単なものでiPhoneXを持っていなくても他のスマホやカメラでの撮影の際も役立ってくれると思います。
おいしそうにみせるためには色彩が重要 “食べ物を撮影する際に最も重要なのが、色彩です。おいしそうなサラダはレタスの緑やトマトの赤、パプリカの黄色など色鮮やかに盛りつけられていますよね。そうしたコントラストが鮮やかな食べ物はその色味を活かすことが大切です。ただ、アプリでビビットなフィルターをかけて撮影している人も多くみられますが、自然ではない不自然な色はあまりおいしそうには見えません。おしゃれに見せようと無理にフィルターをかけることは逆効果なのでやめましょう。
窓から自然光が入っているのならそれを活かして、自然光がなくてもお店の照明を活かして自然な色味に仕上げましょう。どの状態がベストな色味なのかわからないという人は、料理の中でひとつだけ食材を決めて、その食材が一番きれいでおいしそうに見えるように調節すれば大丈夫です。また、スマホやカメラに光調節機能がついているのならフィルターではなくそちらを活用して自然で鮮やかな色を表現しましょう。
初心者はアップで!構図を工夫する
カメラ初心者が食べ物をおいしそうにおしゃれに見せるためには全体がはみ出るくらいアップで撮影するといいでしょう。実は食べ物の全体をきれいに撮影するのは、なかなか難しいことなんです。しかし、アップで撮ると画面いっぱいに1つの料理が写るので無駄な情報なく食欲に直接響くダイナミックな写真を初心者でも簡単に撮ることができます。また、アップで撮影することで、食材ひとつひとつのツヤが写真に写るのでとてもおいしそうに見えます。
よりおしゃれに見せるには料理と写真の中央を外して撮影することです。つまり、右寄りや左寄りに移すということです。あえて寄せて撮影することでアシンメトリーな写真になり、インスタグラムでよく見かけるおしゃれな写真に仕上げることができます。
iPhoneXポートレートモードを活用してプロ級の写真に
ポートレートモードはiPhoneXでの撮影の際には食べ物のみならずどんな場面でもおすすめのモードです。このポートレートモードがとても優秀で、まるで一眼レフでとったかのように鮮やかできれいな写真を撮ることができます。ポートレートモードは自動で背景ボカシを行ってくれる機能です。起動すれば、「もっと離れて」など背景が丁度よくぼかせる位置に誘導してくれます。
色味と構図を工夫したうえで、このポートレートモードを活用すれば、まるでプロが撮影したかのような写真を簡単に撮ることが可能です。iPhoneXユーザーはぜひ活用してみてください。
おいしそうな食べ物の写真は思い出になる
昨今、SNSで発信する目的で食べ物の写真を撮っている人を多く見かけます。
しかし本来、食べ物の写真はおいしいものと巡り合ったときの幸せな気持ちや誰と一緒に食べたのか、その日はどんな1日だったかを思い出せる大切な思い出の1ページです。
撮影のポイントを押さえて、よりきれいに思い出を残していきましょう。