ここ最近で定着した「インスタ映え」。流行語にもなり様々な協会でインスタ映えを意識したモノ・コトが増えています。一番顕著なのが飲食店で、インスタ映えする店は話題スポットとしてかなりの集客が見込めます。ここではインスタ映えする飲食店は普通の飲食店とどこが違うのか、特徴やポイントについて紹介します。

インパクトのあるメニュー

写真投稿がメインのインスタグラムは、パッと目をひく写真が人気で話題になりやすいです。写真に#をつけて投稿することで他の人が写真を検索できるようになっていて、インスタでよく見かける写真や話題のスポットには同じ#がつけられていることも多いです。飲食店がインスタで話題になるにはいくつかポイントはありますが、まずインパクトのあるメニューがあることです。

例えばカラフルなデコレーションをしたドーナツや、動物の形をしたケーキ、かぶりつきたくなるハンバーガーなどは写真映えしますよね。さらに若い世代を中心に人気の高いレインボーカラーのわたあめやロールアイスなど、今まで見たこともないような珍しいメニューは「いいね」をもらいやすいです。これらの特徴的なメニューは写真を見て一目で、あのお店のものだ、と分かり、「こんな写真自分も撮ってみたい!」と集客に繋がることが多いです。

新しくオープンする飲食店の場合、従来は雑誌に載ったりメディアで紹介されたりすることで話題性をつくり集客を上げていましたが、SNS時代の今はこれらに加えてどれだけ写真を拡散してもらうかがカギとなります。むしろ宣伝効果としてはSNSの方が強いかもしれません。逆に今までメディアによる紹介がなかった店舗でも、インスタでメニューが話題となることで露出が増え、集客が増える場合もあります。

おしゃれな外観や内装

次にこれから飲食店をオープンさせる、もしくはリニューアルを考えているなら、外観や内装もポイントです。インスタに限らず、普段写真を撮ろうとした場合、どういうロケーションを撮りたいと思うでしょうか。おそらく多くの人は何の変哲もない場所よりも、旅行先や色合いが綺麗な景色や建物、おしゃれな街並みなど、写真映えする場所を好むのではないでしょうか。インスタ映えとは写真映えのことなので、インスタで話題の飲食店になるには写真を撮りたくなる外観や内装にする必要があります。

例えば海外のアパートメントや建物のようにレンガ造りだったり、おしゃれな門構えはインスタ映えしやすいです。さらに内装も白や明るい色を基調にすると、写真写りも良く、映える写真が撮れます。中にはインスタで投稿してもらうため、外壁に文字や絵を描いたり、ベンチやソファーを置いたりして「フォトスポット」を作っている飲食店もあります。メニューはどこにでもあるようなものでも、外観や内装がおしゃれだったり写真映えするような場所があると、インスタでも話題になりやすく集客アップに繋がります。

インスタを利用したキャンペーン

そして既存店舗や、外観内装まで資金が回らない場合は、インスタを利用したキャンペーンも集客を上げるために有効です。先程も述べたように、インスタは#をつけて投稿することで写真を見つけやすくなっています。そこで店名やメニューに#をつけて写真を投稿したら◯◯がもらえる、ドリンクサービスがある、といった特典付きのキャンペーンを行うと、集客が見込めるうえ再来店にも繋がります。また、写真を撮る側も「いいね」をもらうためにインスタ映えするような写真を撮ってくれるため、インスタ上で目に触れやすく、写真を検索する人への宣伝にもなります。店舗側はそれほど労力を使わずに宣伝活動ができるのでおすすめの販促です。

インスタ映えで集客を上げるには

インスタを使って集客アップを狙うなら、写真を撮りたくなるような外観や内装、インパクトのあるメニューを持つことです。しかし、いくら写真映えしても同じメニューでマンネリ化したり、接客がきちんとしていなければ二度目の来店はないので、写真映えを気にしつつサービスや衛生面に気を配ると良いでしょう。