近年、飲食店がさまざまなSNSアカウントを持つことは当たり前になってきました。中でも、Instagramは写真の投稿を中心としたSNSであるため、料理の見た目をアピールでき、飲食店にはベストマッチと言えます。Instagramを集客につなげファンを増やすために、写真投稿のコツを探ってみました。

若者はInstagramなどビジュアルサーチが主流

10代、20代の若年層は動画や写真による情報収集を好む傾向にあると言われています。昨今のユーチューバーブームにもその傾向は顕著です。何かを調べるときには、ネット検索よりもSNS検索で写真や動画をチェックすることの方が多いという調査結果もあります。こうした””ビジュアル優先””の感覚は、若年層を超えて幅広い年代に浸透しつつあります。そんな時代ですから、集客においてもビジュアルでのアピールは欠かせません。

ビジュアルはセンスも表現できます。それは、その店の写真が気に入れば、客がファンへと成長してくれる可能性も出てくるということ。これこそ、Instagramの活用が非常に重要な理由なのです。

お店のアカウントで投稿すべきこととは?

せっかく写真を投稿しても、見た人にいい印象を持ってもらえなかったり、店の魅力が伝わらなかったりするのはもったいないことです。そうならないために、今一度、「店のアカウントは何を発信するべきか」ということを考えてみましょう。どんなお店にも独自の雰囲気やこだわっていることがあるはず。そうしたポイントは、店の「世界観」や「コンセプト」ともいえる、最大のアピールポイントなのです。それを発信していくのだということを念頭に置いて、そうしたポイントから大きく外れるような投稿はしないように心がけることも大事です。

投稿する写真の世界観を統一しよう

「写真の世界観の統一」とは、簡単に言えば写真の色味や撮るアングルなどを統一することです。例えば、料理の写真を上から撮ってみたり、斜めかつ引きで撮ってみたりするとします。それだと、まとめて見たときに写真がバラバラな印象になってしまうものです。料理の本を見てみると、料理の撮り方はある程度そろえられていますよね。これが心地よい統一感につながっているのです。

色味も同様です。料理は落ち着いた色味で撮っているのに、突然ビビッドな色味の店内写真が出てくると、見ている側は「このお店はどんなお店なんだろう?」と判断に迷ってしまいます。また、「実際の店と写真のギャップ」にも気をつけましょう。写真では照明が暗めで大人な雰囲気に見えるのに、実際のお店は外光がたくさん入る明るい店だった、といったことです。これも、客にしてみれば「思っていたのと違うな」という印象になりかねません。

料理がおいしそうに見える撮り方をマスター!

飲食店にとって、メインの商品である「料理の写真」こそが最大の勝負どころ。日替わりメニューや、お正月・夏などの季節限定商品もタイミングよく発信できれば効果は抜群です。では、料理写真を撮るポイン卜とは何でしょうか。

ポイントその1:光

料理写真は窓辺など外光が入る場所で撮ると、素人でもおいしそうな写真が撮れてしまうのです。なぜかというと、室内の照明よりも自然光の方がほどよく影ができて立体感のある写真になるから。被写体となる物の後ろに太陽光がある状態を「逆光」と言い、人物写真ではこれを避けるべしと言われます。しかし、料理写真の場合は別であり、「逆光」で料理に影ができ、雰囲気のある写真が撮れるのです。

ポイントその2:構図

真上から撮る構図のことを「真俯瞰(まふかん)」と言います。角度は付けず、料理が乗った皿を真上から撮ってみてください。こうすると印象的で、高品質に見えるのです。真上から撮ると自分の影が入ってしまうこともあるので撮り方に注意は必要ですが、この構図で撮れるようになれば大いに役立つことでしょう。

ポイントその3:色

飲食店を経営していればご存知でしょうが、食べ物は「暖色系」の色味のほうが美味しそうに見えます。最近は、グリーンやパステルブルーといった、外国のスイーツにありそうな原色系も「インスタ映え」すると人気になることがあります。その料理からは想像もつかない色でアピールしてみるのもいいかもしれません。

ハッシュタグなど基本事項も忘れずに

店の所在地や開店状況などもチェックしやすいようにしておきましょう。「ラーメン」など料理のジャンル、「ワイン」など自慢のポイントもハッシュタグ「#」を必ず付けること。「#クラフトビール」「#昼からビール」などのハッシュタグを付けておけば、「新宿で昼からおいしいクラフトビールが飲みたい」といった内容で店を探している人の検索に引っかかるかもしれません。具体的な場所やジャンルで検索に引っかかるように、ハッシュタグをどんどん活用しましょう。

Instagramを日々更新することは大変な作業です。しかし、毎日の投稿やフォロワーのチェックはファン増加のために必要なこと。SNSの運用を楽にしてくれるツールも多数ありますので、必要ならば活用するといいでしょう。「Instagram」「自動」「ツール」などの検索でさまざまなツールが検索できます。

nstagrmと写真の力を味方につけよう

美しい風景写真を見て現地に行ってみたくなるように、写真がきっかけで行動する人は今も昔も多いものです。集客方法はさまざまですが、Instagramは誰にでもできる手軽な方法。取り入れない手はないのではないでしょうか。店に人を集めるための武器として、紹介したポイントをぜひ活用してください。