インスタグラムに投稿するネタとしては食べ物の写真は定番です。しかしながら写真というのは奥が深く、ただ真上から取っただけでは思ったより美味しそうに見えないことも多いです。したがってここでは食べ物の写真をインスタ映えするように撮影する方法や、加工する方法について紹介します。

撮影には自然光を利用しよう

某サイトでは食べ物の写真を投稿して人気をはくしているインスタグラマーの多くは、朝6時から12時の間に食べ物の写真を撮影することが多いというアンケート結果がでました。これは写真を撮影するためにフラッシュではなく自然光を利用して撮影を行っているためです。自然光を利用すると、とても明るくかつ雰囲気が柔らかくなり、食べ物の自然な色合いを崩さずに撮影することができます。特に午前中の自然光は写真を撮る上でも汎用性の高い光です。この光を料理の斜め後ろから逆光で当たるように調整して撮影すると、影のできにくい雰囲気のいい写真を撮れる可能性が高くなります。

料理の色合いを考えて撮影する

写真において色味というのはとても重要な要素です。特に料理の撮影において色味はより大事なものだといえます。この料理の色合いが悪いとどれだけ美味しい料理でも、写真から美味しさを伝えることは難しくなります。基本的に料理の撮影の際に意識した方がいいことは、食材の自然な色をそのまま表現するということです。また色の組み合わせも料理の写真を撮る上では重要な要素です。同じ色が偏らないように満遍なく赤、黄色、緑といった色を使うようにしましょう。あまり多様な色を使いすぎるのは問題ですが、比較的カラフルな方が人の目を引き付けやすいのは確かだといえます。

構図をしっかりと考える

シンプルであるがゆえの良さというのも存在しますが、どちらかというと珍しいものに引かれやすい人間の方が多いでしょう。ですから構図を決定する時は普通の写真とは違う変化を意識して、撮影を行いましょう。例えばメインとなる料理をあえて中央からはずしたり、正面ではなく斜め上から撮影するなどです。また写真に動きを出すためにランチョンマットのしわを偏らせるというのもインスタグラムなどでは、定番のテクニックです。そして構図を意識して撮影をする際にはメインの料理以外の配置にも気を配りましょう。どれだけメインの料理を上手く撮影できたとしても、他の料理や食器などの配置に違和感があるとメインの料理の良さがかすんでしまいます。ですので撮影をする際には角度や料理を取り巻く全体の雰囲気を意識した構図を心がけて撮影にのぞみましょう。

料理の写真の加工方法

有名なお店にいって写真を撮影したが、思いのほか美味しそうに撮れなかったといった場合には、写真の加工をするという方法がオススメです。またイマイチな写真だけではなく、上手く撮れた写真も加工をすることでよりクオリティの高いものになる可能性があります。しかしながら写真の編集をするアプリやソフトは、機能が多岐にわたるため全てを使いこなすのは骨が折れます。したがってここでは写真加工の基本である、光、色、構図、の3つのポイントに絞った加工方法を紹介します。まずは光については基本的に明るく調整するように心がけてください。何故ならば被写体の魅力というのは基本的に、十分な光量が存在してこそ見た人に伝わるものだからです。

色についてはコントラストや彩度を高めていく方向で調整しましょう。色がくすんでいるとどのような料理も美味しそうに見せることは困難になります。構図についてはトリミングや画像の回転機能などを利用することで調整を行うことができます。こうした調整を行うことで写真の余分なスペースをカットしたり、画像全体の傾きを調整して目を引く構図に加工することが可能になります。

料理の写真を撮影する時に意識することについてのまとめ

料理の写真を撮影する時は、自然光を利用したり、色合いを意識したり、構図を深く考えたりすることでよりクオリティの高いものを撮ることができます。他にもアプリやソフトなどを利用し、上記の要素を意識して写真を加工することでクオリティを上げるという方法もオススメです。